モモ野郎〜ふざけた桃太郎〜壱

昔々、たぶんだけど、時代不明。。
ある国のある村のあるところにじっさんとばっさんひっそりと暮らしておりましたとさ。
じっさんは山へ芝刈りへ、ばっさんは川へ洗濯に行きます。
いつも洗濯しているので腰が痛いばっさん。
じっさんよ、たまにはばっさんを健康ランドにでも連れてってやりなさい。


ばっさんは川で洗濯をします。なぜなら洗濯しないと服がやばいからです(当たり前だろ)
するとドンブラコッコ・・・と桃ではなくごみが流れてきましたので、ばっさんはもちろんシカトしました。
またドンブラコッコ・・・とよくわからない音を放つ桃らしき物体が流れてきたので、ばっさんは
目を輝かし、ばっさんとは思えないスピードで川へもぐり、スパパッと桃らしきものを担いで
川から上がってきました。ばっさんは桃らしきものを抱えて、家に帰りました。


ところが家についてから、洗濯物を忘れたことに気づいたので、
じっさんをパシリにして取りに行かせました。
ばっさんはある意味賢いので桃らしきものを料理しておくからなとじっさんに言っておいて、
自分はだらけていました。
じっさんは息を切らしながら、帰宅。ばっさんはだらけていたので少しむかつきました。
でもばっさんは口がうまいので、じっさんに桃らしきものから変なオーラが出ていて、気絶したと言いました。
うそつけ。でもじっさんはウマシカなので、あっさりだまされました。


じっさんとばっさんは上から桃らしきものを覗き込んで、約10秒間何か妄想をしました。
あとで聞いたら(?)じっさんは、中身を食べようと妄想、ばっさんは、これを売り払おうという妄想をしたんだと。
結局、じっさんが泣き喚いたので、中身を見てみることにしたばっさん。
ばっさん曰く、「仕方ないのう、じっさんは阿房だから。」だと。
ばっさんは研ぎ澄まされた刃(やいば)を女の城(キッチン)から持ち出し、桃へ・・・
ちなみに研ぎ澄まされた刃(やいば)はもののけ姫に出てきたりする。

ばっさんは刃で桃らしきものを切ろうと・・・したら男のベビーが刃を受け止めた!
ばっさん、ビックリ、腰を抜かして・・・今度こそ気絶。頭の上の方にひよこがいます。
じっさんが仕方なく、桃らしきものから赤子を取り上げました。すると・・・じっさんは平手を食らいました。
じっさんは痛がって赤ん坊よりよく泣いたんだと。ばっさん、うるさくて目がさめちゃったとさ。


さて、思いがけないことで子持ちとなったじっさん、ばっさん。
ばっさんは実際産んでない(産めない)ので当然母乳が出せません。
どうする?粉ミルクだ。じっさんは仕方なくある日、芝刈りをやめて町で粉ミルクを探すことにしました。
ばっさんはなんとDカップなのに母乳が出ません。でも桃らしきものから生まれた奴は桃を食っています。
桃らしきものは栄養でもあるのだ。


そろそろ名前を付けなければ。桃から生まれた男の子「桃太郎」って単純だ。じっさん。もっと考えようよ、
あ。じっさんの名前は・・・桃左衛門。あ〜桃って字がついてる。
だから息子(?)に桃をつけたんだね、じっさん。ばっさんはね、ピーチっていうそうな。
あ、ばっさんも桃みたいな名前だったね、じゃあこの家の苗字は・・・桃山。って桃だらけじゃないか。
だからばっさんの前に桃らしきものは流れてきたのか。

やっぱり、名前は桃太郎なんだと。面白くないな〜桃山桃太郎。



(次回)弐⇒ モモ野郎〜ふざけた桃太郎〜弐